山梨県

開催日:2021年09月26日

【日本さばける塾 in やまなし】8組16名の親子が「アジ」と「富士の介」をさばいて料理!

当日の動画レポート(3分12秒)

イベント概要
・開催概要 ”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして、①基本のアジ+地域の特色ある魚をさばく②その⼟地ならではの、郷⼟料理や地域の食材を使った料理をつくる③海にまつわる講義を受ける、以上を実施。
・開催日時 2021年9月26日(日)13時30分~16時30分
・開催場所 山梨秀峰調理師専門学校(住所山梨県甲府市中町264)
・参加人数 8組16名(小学生と保護者)
・講師   佐久間利和
・主催   海と⽇本プロジェクト inやまなし実⾏委員会、⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会
・共催 ⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
・協力団体 山梨秀峰調理師専門学校、おかめ鮨

山梨県のブランド魚“富士の介”の調理、アジの三枚おろしにチャレンジ!
2019年に山梨県が養殖し、ブランド魚として認定された“富士の介”。キングサーモンとニジマスを交配させ、新たに誕生しました。養殖されている数が多くないことから市場にまだ出回ってはおらず、参加した児童らは、初めて見た富士の介を興味深く観察していました。そして、捌かれた富士の介を握り、ソテー、あら汁に調理し、初めての富士の介を味わっていました。このほか、1人につき1匹のアジが配られ、おかめ鮨の佐久間利和さんのデモンストレーションが終わると親子でアジの三枚おろしに挑戦しました。児童はならない手つきながらも親や講師の協力を得ながらなんとか三枚おろしに成功。そのあと握りにして初めて自分の手で捌いた魚を味わっていました。

食を通して海と山梨の繋がりを知ろう!
「海の学び」の時間では、講師の佐久間氏が子供たちにサンマやアジなど一般的に食卓に並ぶ魚の漁獲量が減少している理由について温暖化により魚の生育場所が変わったことや漁師の減少など全国的な問題を踏まえた上で、若年層の魚離れといった問題についても山梨県内のすし店店主の実体験からより詳しく、身近な問題として説明しました。解説は、10年前と現在とを比較して、どの程度魚が値上がりしているか、そして、値上がりの背景には漁獲量の減少が影響している点を指摘し、児童に対してもわかりやすくクイズ形式で解説を行っていました。クイズの際には可愛らしいイラストが書かれた選択肢を掲示し、子供たちが前向きに取り組めるよう工夫しました。参加者は、親子で相談しながら楽しそうに考えていました。



参加児童や保護者の声
⼩学4年⽣⼥⼦「少し魚が苦手だったけどこのイベントに参加して魚の美味しさに気が付いた。特に富士の介が美味しかった。」
⼩学6年⽣女⼦「骨の部分まで切ることなど難しいことが多かった。スーパーの魚は食べられる状態で売っているけど、その状態になるまでの大変さが分かりました。」
小学6年生女子「魚をどのようにさばいて、自分たちが食べる料理になっていくのかを身をもって知れました。」
⼩学2年⽣保護者「コロナ禍で今まで何もできなかったが、今回のイベントで親子のいい思い出が出来て本当に良かったです。」
⼩学5年⽣保護者「子供が魚料理をなかなか食べないのですが、ソテーは食べて驚きました。自分でさばいたり、調理することで、好きになってくれたのだと思います。また、先生のお話にあったさんまの値上がり(10年前の4倍の価格)には驚きました。」
小学4年生保護者「魚料理が身近に感じられ、また子どもと作ってみたいと思いました。」
小学6年生保護者「海の大切さ、いのちを頂くことを子供が体験できて良かったです。」
小学4年生保護者「子供に魚をおろす過程から体験させられる初めての機会だったのでいい経験になりました。私自身もプロの料理人の方に教えていただけて勉強になることばかりでした。自宅でお寿司チャレンジしたいです。」
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日本さばける塾は、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
海と日本プロジェクトについて、くわしくはこちら⇒ https://uminohi.jp/