石川

【日本さばける塾 in 石川県】6組12名の親子が「アジ」と「サワラ」をさばいて料理!

2021/09/05

当日の動画レポート(3分14秒)

イベント概要
・開催概要:”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして、①基本のアジ+地域の特色ある魚をさばく②その⼟地ならではの、郷⼟料理や地域の食材を使った料理をつくる③海にまつわる講義を受ける、以上を実施。
・開催日時:2021年9月5日(日)13時~16時
・開催場所:金沢勤労者プラザ(住所 石川県金沢市北安江3丁目2-20)
・参加人数:6組12名(小中学生とその保護者)
・講師:高岩信広(JFいしかわ おさなかなマイスター)・あつ緒(フードコーディネーター)
・主催:海と日本プロジェクトin石川県実行委員会、⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会
・共催:⽇本財団 海と⽇本プロジェクト


多くの参加者が魚をさばくのは初めて。大きなサワラに驚きの声も!
フードコーディネーター・あつ緒さんの指導のもと、まずは基本のアジのさばき方を学びます。普段、家庭で魚をさばくことはほとんどないという参加者も多く、親子揃って真剣な表情で説明に耳を傾け、いざ挑戦。初めは恐る恐るでしたが、参加者全員、きれいにアジを三枚におろすことが出来ました。
続いて、地域の魚としてさばくサワラが登場。サワラはアジよりずっと大きな魚で、その体長は1mをゆうに超えることもあります。今回はサゴシと呼ばれる40cm~50cmくらいの小型のサワラを用意しました。それでもその大きさに参加者からは戸惑いの声も。講師の丁寧な説明とサポートのもと、悪戦苦闘しながらも、無事にさばくことが出来ました。中には、「アジより大きい分、思い切り包丁が入れられるのでさばきやすい」という参加者もいました。


魚から学ぶふるさと・石川の海。海洋環境の変化は身近な海にも影響を与えています。
なぜ、石川県の地域の魚としてサワラを選んだのか。ここからはJFいしかわのおさかなマイスター・高岩信広さんによる講義です。そもそもサワラは1990年代の終り頃までは、九州や中国地方など温暖な地域でよく見られる魚で、石川県ではほとんど獲られていませんでした。ところが、海水温の上昇にともないその生息域が変化したとみられ、ここ20年ほどの間に急激に石川県沖の定置網にかかるようになりました。今では、石川県は全国でも屈指のサワラの漁獲量を有するようになっています。
しかし、石川県では「サワラ」というとカジキマグロを指すというほど、サワラを食べる習慣が無いため、たくさん獲れるようになった現在も、県内ではほとんど値段が付かず消費されていません。「今日をきっかけに、サワラのさばき方や食べ方を知ってもらい、地元で獲れる魚をもっと地元の人に美味しく食べてほしい」と、高岩さんは話していました。
参加した親子からは「たった20年間で石川で獲れる魚がこんなに変わったとは知らなかった」「テレビや本で見るような地球環境の変化が近くの海にも影響を与えているとは驚いた」などといった感想が聞かれました。

参加児童や保護者の声(アンケートより)
中学1年⽣⼥⼦「講師から様々な海に関する問題を聞いて、自分でももっと調べたいと思った」
⼩学5年⽣男⼦「2050年には海ごみが魚よりも多くなると知って、魚を守るためにごみを捨てないようにしようと思った」
⼩学6年⽣男子保護者「自分自身も魚をさばく経験がそんなになかったので、子どもに経験させながら自分にとっても勉強になってよかった」
中学1年⽣女子保護者「海に関する環境問題を学ぶことができ、とても良い食育の機会だった」

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日本さばける塾は、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

海と日本プロジェクトについて、くわしくはこちら⇒ https://uminohi.jp/